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【映画感想】「ミリオンダラー・ベイビー」(2004)自分ならどうする?人間の尊厳を問われる深い映画

この記事は、私がかつてY!ブログに掲載した映画感想記事を、当サイトに自ら加筆修正し移行したものです。
なので、書いた当時は、2005年であることを踏まえ、読んでいただけたらと思います。
今回は、「ミリオンダラー・ベイビー」です。
【追記:Y!ブログ当時に頂いたコメントを一部抜粋して追記しました! 2020.3.28】




【元の記事投稿日: 2005年6月11日 23:24】
 

「ミリオンダラー・ベイビー」感想

ついに見ちゃいました、アカデミー賞4部門に輝いたこの映画。
 
見る前に、すでに見た方の、すごく良かった!等のお話を聞いていたため、もう、感動する気マンマンでした。
 
しかし、そんなワクワクした浮ついた心でいたことを、大変、後悔しました。
 
この映画は、ボクシングで成功するとか、そんな簡単な話ではありません。
さかんに、宣伝では、「父と娘のラブストーリー」とも言われていますが、確かにそうなのですが、それだけでもありません。
 
昨日、TVで井筒監督が、「これは人間の尊厳について描いたものだ」と言われていましたが、その通りだと思いました。
 
最初、なぜ、クリント・イーストウッド演じるフランキーが、毎日、教会に通っていることとか、出てくるんだろう?と不思議でしたが、最後になってきてわかってきます。
キリスト教の矛盾と限界も、よく表れている気がします。
 
まあ、賛否両論あるのかなって気もしますし、私としての意見もあるのですが、この結末が全てではなく、この映画を他人事、と捉えるのではなく、自分ならどうする?どう思う?と投げかけていると思いました。
 
人間として、どう生きていくべきか、どう死んでいくべきか・・・・?
 
大変深い映画です。
感動して泣くどころか、色々、考えさせられました。
 
あまり、多くを語ると、まだ見ていない方に悪いので、これくらいにしますが、ぜひ、観て頂きたい映画です。
 
主演のヒラリー・スワンク素晴らしいです!
成りきってますよね。
ヒラリーであることをすっかり、忘れました。
役のマギーにしか見えなかった・・・
 
モーガン・フリーマンも大変味わい深いです。
最後の暗闇から顔を出すシーンなんて、ドキッ!としました。
 
いやぁ、ホント、クリント・イーストウッド、すごい映画作りました!
 

こちらが、予告編です↓
 




Y!ブログ当時に頂いたコメントたち

★ジェレミーさん
こんにちは。「父と娘のラブストーリー」に関する見解はその通りです。
観ていただいた後では、以下に苦労してジェレミーが記事を書いたかわかってもらえたと思います。
本作のレビューは難しいです^^;。
『虎ノ門』はジェレミーも観ました。
井筒監督のおっしゃる通りですね。
映画の冒頭のナレーションで「ボクシング」と「尊厳」の関係について触れているのが、本作の全てだと思います。
そして、ラストの主人公も「答え」ではなく、イーストウッドの「探求」であるんでしょうね。
是非たくさんの方に観てほしいと、切に願います。

 りりぃ

>ジェレミーさん、ホント、この作品のレビューは難しいですね。。みればわかるんですが・・・。
もう一回、はじめから見直したら、また違った見方ができそうです。

 

★りょうさん
りりぃさん、はじめまして^^;コメントしていただき有り難うございました。
人間の尊厳・・そうですね、そうした観点から見ればこの映画と正面から向き合えるかな、と読ませて頂き改めて思いました。
ただあまりに深すぎて私の浅はかな感性ではラストについて是か非かの結論はまだ出ておりません。
映画見てこんなに考えさせられるのはあまり無いですね。
というかそれが監督の狙いなのかな?^^;

>りょうさん、お立ち寄り下さりありがとうございます!
ホント、見終わってからもいろいろと考えさせられる映画ですよね。それが狙いかもですね。イーストウッドすごいですよ。


 

 

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