小山豊さん「津軽三味線小山会 津軽三味線 合奏の魅力」@八ヶ岳高原音楽堂 | りりぃさん's Room新館

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小山豊さん「津軽三味線小山会 津軽三味線 合奏の魅力」@八ヶ岳高原音楽堂





2018年11月17日(土)、小山豊さんたちの演奏会「津軽三味線小山会 津軽三味線 合奏の魅力」八ヶ岳高原音楽堂へ行ってきましたので、その時のことについて書いておきたいと思います。

2018年11月17日(土)秋晴れの八ヶ岳へ

ずっと天気予報では、この日だけ雨マークがついていて、雨なのかなと諦めモードもあったのですが、前日に雨マークが消え、当日は、まさかの雲一つない快晴!!
 
八ヶ岳の自然の中、佇む素晴らしいホールということだったので、晴れに越したことはないので、本当にラッキーでした。
これ、天気悪かったら、かなり違うと思いますもんね。
 

当日は、新宿からあずさで向かいました。
 

 

日差しが暑いぐらいの中、紅葉した木々を眺めつつ、駅弁を食べながらのんびり向かうのも良かったです。
 

 

たいてい、甲府ぐらいまでで降りるのですが、この日はさらにその先、小淵沢まで行き、そこで小海線に乗り換え。
 

 

2両しかないワンマン電車の小海線、初めて乗りました。
途中、清里を通り、野辺山駅で下車。
野辺山駅は、JR線では日本一標高の高い駅として有名です。
 
野辺山駅に着いて送迎バスでまずは八ヶ岳高原ロッジへ向かいました。
途中の景色も綺麗でしたね。
野辺山は子供の頃、学校の行事で泊まりで来たことがあったので、懐かしかったです。

 

八ヶ岳高原ロッジでお茶

八ヶ岳高原ロッジにまずは到着。
八ヶ岳高原音楽堂は、このロッジの運営なので、ここから送迎バスも出ています。
宿泊プランでこのロッジに泊まることも出来ますが、私は日帰りです。笑
 
開場は15時半、開演は16時半なのですが、まだ開場まで1時間ぐらいはあったので、ロッジのラウンジでお茶をすることに。
 
ケーキセットを頼みました。
いつもなら頼まないであろうアップルパイを頼んだのは、この前日に観たドラマ「大恋愛」の影響です(笑)
というか、こちらのメニューでは、りんごタルトが正式名称でしたけど。笑
 

 

コーヒーも美味しかったです。
セットで850円はかなりお得。
 
その後、ロッジから送迎バスで会場である八ヶ岳高原音楽堂へ向かいました。
といってもバスで数分で着いちゃいますが。笑




八ヶ岳高原音楽堂に到着

16時頃に会場である八ヶ岳高原音楽堂に着きました。
 

 

 
入るとすぐにクロークがあったので、上着を預け、その後、チケットもぎるところで席の抽選がありました。
この会場は席が当日に抽選で決まるという方式でして。笑
面白いですよね。
 
私、こういうくじ運がないんですよねぇ・・・見た感じ、後方から数えた方が早い席みたい・・・
ですが、実際、後ほど、席に着いてみると意外に悪くないお席で・・・そのあたりは後ほど書きますね。

 

ロビーでウェルカムドリンクが

ロビーには、大きなテーブルにウェルカムドリンクが置いてあって、フリーで好きなものを飲んで開演までの時間を過ごすことができるようになっていました。
 

 

信州の赤、白、ロゼのワインや、オレンジジュース、リンゴジュース、お茶等が並んでいました。
また、フィンガーサンドイッチまで置いてありました。
 
白ワインを飲んでみたんですが、これが美味しかったんです。これはやばい(笑)
さすがに開演前ですしこれ以上は飲みませんでしたが。笑
リンゴジュースも飲んでみましたが、さすが長野、美味しかったです。

 

着席してみると・・・

開演時間が近づいてきたので、席へ。
私の席は、一番後ろから2列目とかなり後方席でしたが、ど真ん中の席だったので、実際は豊さんがよく見えました。
 
席から開演直前にステージを撮ってみました。
 

 
ホールといっても後方にいくにつれて傾斜があるわけじゃないので、着席だしどうなるのかなと思ったんですが、私の列は前の列との間がちょっとゆったりと開いていたので、そのせいかステージもちゃんと見えました。
 
それに、実は一番後方にサブステージみたいなのがあって、そこに大太鼓が置いてあり、大多和さんが後で何度かそこで太鼓を叩いたのですが、その時はめちゃめちゃ近くて!!
大多和さんの太鼓叩くかっこよいお姿をガン見しちゃいました。笑
 
こちらは天井を撮ったものです。
 

 

木で作られた自然あふれるホールです。
夕暮れから夜になる時間帯の演奏でしたが、これ、昼は昼で良さそう。




1部スタート

時間になり、暗転となり、すぐに小山豊さんと小山会青年部の皆さんが登場し、ステージそれぞれ位置につき、座って演奏が始まりました。
 
ちなみに、この日の演奏は1部2部形式で、プログラムには以下のように演奏曲が書かれています。クラッシックのコンサートみたいね。
 

 

1部は、豊さんと小山会青年部の皆さんによる津軽三味線の合奏が中心の演目でした。
私は青年部の皆さんの演奏をちゃんと聴いたのがこの日が初で、これまで豊さんソロが多かったのですが、合奏やばかったです!!
 
お一人ずつのソロからの合奏、それぞれ個性あふれる演奏も興味深かったし、それが合わさった時の一糸乱れぬ演奏は、音を楽しむだけでなく、弾いてる腕とか指とかの動きも込みで、耳でも目でも楽しませていただきました!!
圧巻でした!!
 
民謡メドレーの時は、みんなに歌詞カードも配られていて、それを見ながらみんなで歌ったりして、楽しかったです。
豊さんは、踊ってもいいですよって仰ってたけど、さすがにねぇ。笑
 
私が気になったのは、小山豊さんの曲「YAIBA」
かっこよかった。なんかロックな感じで、それを合奏するのがまた素敵でしたね。

 

津軽三味線は庶民の中から生まれた音楽

1部は、豊さんがMCをしながら進める形だったんですが、豊さんのお話の中で印象に残った言葉があって、それは、津軽三味線は、琴とか尺八とかの日本のクラシックとは違い、もともとは庶民の中で生まれた音楽で、労働の音楽である、というようなことでした。
 
私の中では、それこそ、和楽器の一つとして、日本の伝統音楽という意味では、日本のクラシックという位置づけなのかなって思っていたのですが、もっともっと生活に根付いた民衆の中から生まれた楽器であり、音楽なのだと知り、へえーって思いましたね。
 
なんか津軽三味線の奥深さをより知った気がするし、遠い存在じゃなくて近い存在なんだなって感じた気もします。
私が、津軽三味線に惹かれるのも、そのあたりにも理由があるのかもしれませんね。

 

ゲスト登場

1部の最後に、ゲストで小山流 二代目家元であられるお父様、小山貢氏が登場し、2曲演奏しました。
 
お父様、初めてお会いしたんですが、お顔は確かに親子似てないような・・・?笑
 
1部が終わって、20分間の休憩を挟んで、2部へ。
休憩の際には、ロビーにまた飲み物が置いてありました。
リンゴジュースを頂きました。ほんと美味しい。





2部は組曲

2部は、8曲で構成された組曲をノンストップで演奏。
豊さんが、この日、この場所のために、ずっと準備されてきた壮大な45分間の組曲です。
 
ここでは、豊さんがステージセンターは変わらないのですが、青年部の皆さんは左右のサイドに2名ずつ着席して演奏。
さらに、豊さんの左右には、ギターの渥美幸裕さん、尺八の小濱明人さん、そして豊さんの後ろ、真ん中に和太鼓の大多和正樹さんが。
 
大多和さんは、客席最後方にあるサブステージ的な場所に大太鼓があって、そこに何度か来て叩いたので、上にも書いたけど、私は後方席だったのでこの時は、大多和さんが目の前って感じでした!!
 
つまり、客席を真ん中にするようにして、前方、左右の横、後方、と全方位を使っての演奏だったんですよね、これはこの会場を最大に生かしての演出、とても良かったと思いました!!
豊さんが、この会場も一つの楽器のようだと言われていましたからね。
 
45分もあっという間に感じましたね!!
1部は白い袴だった豊さん、2部は黒で、青年部の皆さんは逆に1部が黒、2部が白で、これもまた素敵でしたね。

 

アンコール

2部が終わり、アンコールでまた再登場。
 
この頃には、もうすっかり外は真っ暗でしたが、虫が豊さんの背中に止まってたみたいで、後ろにいた大多和さんが取ってあげてました。笑
結構、入り込んじゃってたみたいで、取るのにちょっと手間取ってるように見えたけど、八ヶ岳の虫も、豊さんファンになっちゃったんですね(笑)
 
最後は、「こきりこ節」で大団円でした!!

 

サイン会にも参加

公演が終了し、ロビーに出たら、この後サイン会ってことで、特に参加するつもりなかったんですが(というのも帰りの時間が気になっていたこともありまして)、まだ時間あったし、サイン会もめっちゃすぐに始まったし、お客さんたちみんなCDを買い求める人多数で、なんとなく皆さんの流れに乗って、私も買ってサイン会に参加することに(笑)
 
まぁ、豊さんの和ジャズ以外のCDが欲しいと思っていたところだったので、ちょうどいいかなと。
どれにしようか迷ったんですが、皆さん、初心者はこれがいいかも~とか言いながらこれを買っていた方が多かったので、私もこれにしました。
OYAMA×NITTAのCD。三味線duoです。
前に豊さんに、和ジャズの次に聴くべきオススメを伺った時に、こちらも挙げておられたし。
どれにしようか見ている時、どこかの紳士が、これすっごくいいですよ!!って和ジャズのCDを激オシしてました。笑
 

 

私の前にサインの列に並んでた紳士もこれでしたね。
奥様に、豊さんと2ショットで写真撮ってもらってた、いいなぁ。笑
 
特に何も考えずに豊さんの所に行った私ですが、いつもながら優しく声かけてくださり、感謝です。
遠い所までわざわざ・・・とも言ってくださいましたが、いえいえ、長野は遠くないですし、日帰りできますし・・・と思いながらいました。
(まさか北は北海道、南は沖縄まで実は遠征慣れております、とはさすがに言えないですよねぇ。笑)
 
演奏の感想を聞かれたのに、ボーッとしてて、最初、わけわからず、えっ?!みたいな反応してしまい、なんかそういうの私多い気がして、後からめっちゃ恥ずかしくなりました。
もちろん、素晴らしかったと答えましたけども。。
なんかもっと気の利いたこと話せる人になりたいです。。。(泣)




帰りは寒かった!

音楽堂からいったんまたロッジに戻り、そこから野辺山駅までロッジの送迎バスで送ってもらいました。
ちゃんとコンサートに合わせて、行き帰り、送迎バスが接続されていて、それぞれ、小海線とあずさにも接続するように組まれているので助かります。
 
バスを待っている間、ロッジのロビーにあったかい暖炉が。
 

 

さすがに帰りになると、めちゃめちゃ冷え込んでいて・・・
ダウンを着ていったけど、夜は真冬の寒さでしたね。
野辺山駅で小海線を待っている間と、乗換駅の小淵沢駅で特急スーパーあずさの最終を待っている間がめちゃめちゃ寒かった!!
 
でも、野辺山駅で空を見上げたら、星が綺麗でしたよ。
この日は、夜遅くに、しし座流星群が見られるっていう日だったんですけど、見れたんでしょうかね?

 

小山豊さんのインスタにこの日の出演者の集合写真が!

以上、八ヶ岳高原音楽堂での小山会のコンサートについて書いてみました。
これまで、和ジャズとか、小山さんとどなたかのセッション的なライブには参加してきましたが、小山会の津軽三味線の演奏を純粋に聴いたのは今回が初となりました。
そして、今回、私、やっぱり津軽三味線の音色が好きだなぁとつくづく感じましたね。
当初は、諸事情で参加を迷っていたんですが、日帰りもできるということで、わりと近づいてきた頃に参加を決めましたが、思い切って行ってよかったです。
また、早く堪能したくなりました!!ほんと奥が深いですねぇ!!
お天気もよくて良い1日となりました。

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