【映画感想】「マリー・アントワネット」(2006)カラフルな宮廷絵巻を現代風にアレンジ
なので、書いた当時は、2007年であることを踏まえ、読んでいただけたらと思います。
今回は、ソフィア・コッポラ監督、キルティン・ダンスト主演による「マリー・アントワネット」です。
【元の投稿日: 2007年1月28日 18:46 】
「マリー・アントワネット」公開当時(2007年)の私の感想
今年、最初の映画は、「マリー・アントワネット」です。
前売り券も買っていたので、土曜日に観てきました。
まず、言っておきますが・・・
私はマリー・アントワネットおたくといってもいいかもしれません(笑)
いえ、むしろ、「ベルばら」おたくと言った方がいいのかな?
幼い頃、「ベルばら」にはまり、フランスの歴史の本を読み漁りました。
大学の歴史の講義で、フランス革命の講義・・・めちゃめちゃ面白かった!!
さて。
この映画は、私のような背景がわかる人、例えば、映画に出てくる、デュバリー夫人や、ポリニャック夫人、フェルゼン等を熟知している者にとっては、とっても面白いです。
ルイ15世も16世も想像どおりだし(笑)
「ベルばら」の登場人物(オスカルはいませんけどね 笑)が、本物のヴェルサイユ宮殿を舞台に、映像化されているのですから、どのシーンもワクワクして、目が離せません。
でも、全くわからない人には、説明不足ですよね・・・
例えば、息子の死や、プチトリアノンのこととか。
アメリカ独立戦争への出兵で、フランス財政が圧迫することとか。
そして、もったいないのが・・・バルコニーで民衆におじぎするシーン。
フランス革命のきっかけとなったヴァスティーユ牢獄襲撃の後、ヴェルサイユに向かい、「アントワネットを出せ!!」と暴徒化した民衆の前に、毅然とバルコニーに現れ、民衆に深々と頭を下げた威厳あるアントワネットの振る舞いに、民衆が落ち着きを取り戻す有名なシーン。
私なら、もっとこう描くなぁ・・・とか、思いながら観てました。
あっさりしすぎだなと。
最後も・・・
あの後、国王一家が逃亡するわけですけど、あそこからが、実は面白いのになぁ~って感じでしたね。
あの後、晩年のアントワネットは、国王を尊敬し、愛し、処刑される最後の最後まで、どこまでも王妃として、毅然と振る舞い、亡くなっていったのです・・・
そういう所は全く、描かれてませんでしたね。
有名な首飾り事件も描いてなかったし。
これにはビックリ。
でも、この映画はそもそも、悲劇の王妃を描くことが目的なのではなく、宮廷生活をアントワネットの視点から、描くことが目的だったのだろうな。。。
そういう意味では、かなり丁寧に描かれていたともいえますね。
だから、私としては、DVD買っちゃうかもしれません。
このオーストリアから来たばかりのアントワネットのブルーのドレスとっても可愛かったなぁ。
首のリボンもとってもキュートでした♡
色々思うところはあるけど、やっぱり映像の綺麗さと、現代的にアレンジしたところは秀逸だと思った映画でした。
あぁ、フランス行きたいなー。
こちらが、予告編です。
Y!ブログ当時に頂いたコメントたち
Y!ブログに、上記の私の感想記事をUPした際、当時頂いたコメント及び、私の返事コメントを、以下、感謝をこめて、一部抜粋にはなりますが、掲載しておきます。
りりぃさんもベルバラおたくなんですね。
私も未だにベルバラ全巻持ってます。
10巻は未だに何となく謎の内容ですが・・・
で、私も明日観に行きます。
めっちゃ楽しみです~!!
私も革命から逃亡のお話にかなり興味を持って色々な本を読みましたが、その辺はないんですね。
でもデュバリー婦人めっちゃ楽しみです。
私、昔に捨ててしまって(T-T)オタク失格ですね(笑)
ガラスの仮面同様、大人買いしようかな♪
10巻は番外でしたっけ。
ちょっとコワイ系の。なつかし~
>私もこれ見たいって思ってました!!
同じく昔ベルばらはまったし(笑)
何年か前、ウィーンのシェーンブルン宮殿に行きましたよ~。
マリー・アントワネットは子供の頃からこんなステキなお城に住んでいたのねって思いを膨らませました。
この映画でギロチンまで描くのは違うかなぁ、やっぱりあそこで終わるのが一番ベストなのかなぁって思いました♪
セレブ生活と宮廷絵巻は十分堪能できる映画だったよね♡
映画観終わった後マカロンが食べたくなっちゃったよ♪
華麗な宮廷絵巻をアントワネットの視点からカラフルに描いてるんで、これはこれでよく出来てますよね。
私もこの映画観たいと思ってました!・・
・しかし、この頃の時代背景がよくわからないの・・・この手の映画は苦手分野なんです(泣)
勉強不足で、こーゆのは誰か一緒に行かないとチンプンカンプンで終っちゃうの。う。。。
ストーリー的どうこうっていうより、宮廷生活の華麗さと、現代的にアレンジしたアントワネットを見て、楽しむ映画だと思いますから。
私もベルバラ好きでしたよ~♪ 泣いたなぁ。
この写真だけでも衣装や建物の美しさってわかりますよね♪
女性向けの映画って感じですよねぇ
うんうん。そうですね♪
私は単行本で、マリーアントワネット読んだことあるので、内容も時代背景もわかっていたからあっさりすぎー!ってほんと思いました。
TVでもアントワネットやるときはチェックしてますぅ♪
旦那様(一緒に行ったのですが)はぜんぜん「意味わからな~い。」って^^。
かなりスルーだったけど・・・
音楽、ファッション、お菓子、映画の色使い。。見ていて姫様気分♪
とっても幻想的な気分になった映画でしたよね。
でもキルスティンは当分淡いドレスは着たくないってー!!
歴史的事実がどうのこうのというよりも、映画という娯楽作品として、この時代を映像美やファッション的な角度から観る映画だと思いますね。
ただし、歴史的背景は、基本は抑えておいたほうが、より楽しめると思います。
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